ナルコレプシー経過日記

睡眠障害や精神疾患について

うつ病についても少し。


最初の記事でも同じようなことを書きましたが、診断を受け、治療を始めたからといって変わるのか?と言う方に、声を大にして言いたいのですが、診断を受けないのと受けるのとでは、自分の気持ちの持ちようが全く変わってきます!

いつまでも治らないと思ってくすぶっているよりは、さっさと診断を受け、治る可能性にかけた方がマシです。
因みにわたしは長年のネガティヴを治したいと思い、鬱だとかは頭にないまま精神科に突撃しました。自分を責めるだけでは何も変わりませんし、気付かないうちに周りに迷惑をかけてしまっていることが多々あるので。(自覚のない迷惑行為は厄介ですよね…)
わたしの場合は周りがハッキリ言ってくれる優しい方が多かったのが幸いでした。

また、他の親御さんがどうかはわかりませんが、親でさえ理解を得るのが難しいこともあります。
わたしは学生時代重度とまではいかなくても、相当うつが酷かったのですが(希死念慮自傷、嘔吐、動けない、部屋から出られない…など)、親にいくら言っても理解は得られませんでした。
そんなのお前の根性がないからだ!もっと気合いを入れろ!の一点張りで、特に今の日本を支えてきた団塊世代の男の人だと全て精神論で片付けられてしまうことも。
終いには薬を飲んでるからダメなんだと言われ、病院にも行けず断薬しました。
そのときには鬱症状がそこまで酷くなかったのでよかったのですが、よくよく考えればバカみたいですよね(笑)ずーーっと引きこもってました。
経済的に一人暮らしが難しいので、現在は実家暮らしなのですが、正直両親と過ごす日々が辛く感じることもあります。
1人もつらいけど、まだマシだった…と思ってしまいます。
今はわたしが大爆発を起こしたからか、病院に通わせてくれるようにはなりましたが…荒治療も一種の手ですね(笑)
普段はとても優しい両親なのですが、健康が取り柄のような人たちなので病気に関しては厳しいんです…なかなか自分が経験したことのないことに対して寛容になるのは難しいので、仕方ないと思います。
実際わたしもたくさん迷惑をかけているので、両親が悪いわけではないです。

ここからは当事者ではない、第三者の方に読んでいただきたいことなのですが、
世の中、精神論で片付けられることばかりではありません。
人それぞれ考え方や感じ方、ストレスへの耐久性など全く違います。
同じようなストレスを受け続けていても、耐えられる人と耐えられない人がいます。
もし、似たような症状のお子さんがいたら、先ずは責めたりせず優しく話しを聞いてあげてください。
世の中がどれだけ冷たくても、1人でもわかってくれる人がいると救われて前向きになれることもあるんです。
精神疾患系の薬は副作用が酷いものが多く、治療しているはずなのにさらに辛くなることもあります。(重度ではないわたしでさえ辛かったので、重度の方はどれだけ辛いのでしょうか…)
完全に理解するのは、当事者でさえ難しいので置いときましょう。
話をしなくても、しんどい時に隣にいてくれる人がいるととても安心します。
しかし、心配なのはわかりますが、干渉のしすぎは禁物です。(難しいんですけどね…ついついわたしもやってしまいます…)
根掘り葉掘り聞かれるのは誰でも気分が良いものではないですよね?1人になりたい、というときは1人にしてあげるのも大事です。
また、急に元気になったときは要注意です。その時が1番自殺の可能性が高い。自殺まではいかなくてもいつの間にか自傷しているなんてことも…(酷い時は自傷するパワーさえないのです)
でも時には叱責することも大事です。頭ごなしに怒鳴るのではなく、いけないことをしているときはハッキリと伝えましょう。本人自覚がないことが多々あります。
それと、自分に対しても気を遣ってあげてくださいね。話を聞いてくれると嬉しくて、ついつい頼りがちになってしまうのですが、相談を受けすぎると自分がしんどくなってしまうこともあるので。ご自身ができる範囲で、無理なときは他の人にバトンタッチしましょう。何でも受け入れる必要はありません。1番大事なのは自分自身です。
(しかし正直なところ、最終的には気の持ちようが大事になってくるので精神論は間違っていないと思うんですけどね…上手くいかないものです。)

普通の生活を送っていると、精神疾患について知る機会がなかなかないと思うのですが、少しでもこのブログを読んで何かを感じ取っていただけると嬉しいです。

辛いとき、塞ぎこまずに、無理のない程度に人の少ない場所を選んで少しだけでも散歩に出ましょう。
眠れないときは無理して寝ようとしない。逆に辛くなってしまうので、好きなことをして気を紛らわせた方がまだマシです。
そして、気分の良いときは積極的に理解のある友達と遊びに出かけましょう!1人だと症状が悪化したときに大変なことになります…
趣味が楽しめなくなったと落ち込むのではなく、今までと違うことに目を向けてみると、世界が広がることもありますよ。
酷い時はベッドから動けないときもありますよね。それはそれでいいんです。心も体も悲鳴を上げている証拠なので思う存分休ませてあげましょう。

なかなか難しい病気ですが、自分なりのうまく付き合うコツを見つけられると徐々に良くはなります。長い道のりではありますが…実際わたしもまだまだです。
あと、断薬は絶対にダメです。副作用が辛すぎてよくやりましたが、病院に逆戻りする羽目になった上、増薬されました。副作用が酷い場合は、断薬ではなく、先生に相談して内容を変更していきましょう。良くなれば徐々に薬も減っていきます。
また、先生との相性も大事で、病院探しは意外とネックなのでご注意を。この先生相性悪いかも?と思った場合、スパッと病院を変えてみましょう。わたしはうだうだしてて大失敗しました。
完治は難しくても、いつか軽くはなりますので、自分なりの向き合い方を少しずつ探していくと、また酷くなったとき気が楽になります。
頼るのも甘えるのも逃げることも、時には大事です。しかし、やりすぎは注意です。

わたしに救いの手を差し伸べてくださった先生が言っていましたが、病気は個性だそうです。
背が高いことや、髪の毛が薄いこととなんら変わりがない個性。
病気だから、と気に病むのではなく、上手に付き合っていく方法を見つけていくことが大事。いくら気に食わないと言っても、自分の見た目と折り合いをつけながら一生付き合っていかなければいけないのと同じです。
前向きな思考を持ち合わせていないので、なかなか難しいですが、そう思うと少し世界が明るく見えませんか?
本当の自分を見つけてくれる人が絶対に1人はいるものです。

ナルコレプシーと関係なくなってしまいましたが、またもや長文失礼致しました。

※あくまで、わたし個人の体験に基づく話になりますので、誰しも当てはまるわけではありません。



ぽぴー